【カナダで結婚】日本への報告的届け出と新しい戸籍の請求

国際結婚
悩んでいる人
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カナダで国際結婚を考えているんだけど、婚姻手続きが大変そうで不安…。

カナダで結婚したんだけど、日本への手続きについて知りたい!

この記事ではこんなお悩みを解決します。

特にこんな方に読んでほしい

・外国の方式により婚姻し、日本への報告的届け出をする方

・できるだけ早く新しい戸籍を取得する方法を知りたい方

この記事を書いている人:

hachi
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hachi(はち)です。
 

長期留学やワーホリ経験はないですが、縁あって2022年にカナダ人の彼とモントリオールにて国際結婚をしました。

カナダで婚姻成立後、結婚証明書を取得。

日本への報告手続きはモントリオール滞在中に行いました。

この記事では、外国人のパートナーと外国の形式で婚姻した後の、日本への報告的手続きについて、手続きの順番や、注意するポイントについて記録していきます。

また、この記事では、報告手続きを行った後、配偶者が記載された新しい戸籍の取得までの流れを記録しています。

hachi
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「もうとにんかく不安で…なんでもいいから国際結婚した人の情報が知りたい…!」という方も、ぜひ読んでみてくださいね〜!



事前に少しでも流れがわかっていると、見通しを持って手続きを進めることができるようになりますよ◎

2つの提出方法・新しい戸籍ができるまでの時間

日本への婚姻の届け出をする方法は2つあります。

それぞれメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて選択しましょう。

総領事館を通して届け出る場合

まずは、在モントリオール日本国総領事館を通して届け出る方法です。

電話で問い合わせたところ、新しい戸籍ができるまで、1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかるとのことでした。

これは、領事館から日本に毎日書類を郵送しているわけではなく、定期便で書類を郵送しているため仕方がありません。

hachi
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自分が書類を提出したその日に、定期便が発送されるとは限りませんもんね…。


新しい戸籍の情報が登録されて、カナダにいる自分の手元に戸籍抄本が届くまでは、1ヶ月半〜2ヶ月かかります。

ただ、公的機関を通しての郵送手続きのため、紛失等のおそれが少なく、安全な方法です。

時間に余裕のある方は、この方法で届け出るといいと思います。

窓口の方も、国際結婚の手続きに慣れているので、とてもスムーズに手続きを進めることができます。

報告手続きのあと、日本の戸籍に新しい情報が登録されたかどうかは、領事館にもお知らせは来ないのでわかりません。

戸籍取得までの流れ

①書類提出→②日本の役所に郵送される→③新しい戸籍情報が登録される(ここまでに1ヶ月〜1ヶ月半)→④日本の家族に戸籍謄本を請求してもらう→⑤カナダに郵送してもらう→⑥手元に戸籍が届く(ここまでに1ヶ月半〜2ヶ月)

在モントリオール日本国総領事館のHP:https://www.montreal.ca.emb-japan.go.jp/jp/consular/marriage-1.html

hachi
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戸籍・国籍関係の届け出は、事前予約制になっています。

あらかじめメールや電話で連絡をしてから、提出に行きましょう。

日本の役場に直接届け出る場合

続いて、日本の役場に直接届け出る方法です。

こちらは、新しい戸籍の情報が登録されるまで2週間〜3週間。

カナダにいる自分の手元に戸籍抄本が届くまでは、最短で1ヶ月です。

ただし、カナダから日本への書類の郵送方法によっても変わってきます。

送料は高くなりますが、私はとても急ぎで戸籍が必要だったので、カナダポストではなく、UPSの速達で郵送しました。(これが一番早い方法だったので。)

たった1・2週間の差なのですが、夫の日本短期滞在ビザの申請に迫られていたので、この方法をとり、なんとか無事にビザを取得することができました。

少し安全性には欠けますが、ビザ申請等、お急ぎの方は使える方法です。

こちらも、報告手続きのあと、日本の戸籍に新しい情報が登録されたかどうかは、本人にもお知らせは来ないのでわかりません。

hachi
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私は事前に状況を日本の役所の担当者さんに伝えたところ、書類が届いた次の日には戸籍に新しい情報を登録してもらえました。本当に担当者さんには感謝しかないです…。

戸籍取得までの流れ

①書類を日本の役所に郵送する(1週間〜2週間)→③新しい戸籍情報が登録される(約1週間)→③日本の家族に戸籍を請求してもらう(約2週間)→⑤カナダに郵送してもらう(ここまでに約1ヶ月〜1ヶ月半)

ご自身の状況に合わせて手続きの方法を決めるといいですよ◎

新しい戸籍ができるまでの時間メリットデメリット
総領事館を通して届け出領事館に書類を提出してから約1ヶ月〜1ヶ月半・安全性が高い
・最低限のコストで済む
・時間がかかる
直接日本の役場に届け出提出書類が届いてから約1週間・手続きが早く済む・速達などにすると送料が高くなる

手続きの流れ

必要な書類が何か明確にする

総領事館を通す場合と、直接日本の役場に届け出をする場合で、提出書類やその枚数が違う場合があります。

どちらで届け出をする場合も、まずはじめに、何の書類を提出する必要があるのか届出先に直接確認しましょう。

結婚証明書や出生証明書など、発行に時間がかかるものもありますので、手続きをスムーズに進めるためにも、先に必要書類を確認することが重要です。

最初に確認すること

①必要書類
②各書類の提出枚数
③原本なのかコピーなのか
④外国語の書類の翻訳が必要かどうか
⑤翻訳が必要な場合は自分で翻訳してもいいか、公認の翻訳家の方にお願いする必要があるのか

必要な書類を集める・作成する

必要な書類がはっきりしたら、ひたすらそれらを集めましょう。

取得に時間がかかる書類は早めに請求することが大事です。

また、書類を作成・記入していると、「ここはどうやって書けばいいのだろう?」と不安になることがたくさんあります。

そんなときは、どんな些細なことでも、提出先に問い合わせましょう。

総領事館のHPに婚姻届の記入例があるので、総領事館に届け出をする方はそちらを参考にしましょう。

※直接日本の役場に郵送される方は、提出する役場によって記入方法が異なるかもしれませんので注意してください。

提出後にミスがあると、書類が返送されたり、また一からやり直さないといけなかったりすることになりかねません。

hachi
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手続きをスムーズにするためにも、提出前に、わからないことはどんなことでも問い合わせましょう。

書類を提出する

必要書類がそろったら、いよいよ提出です。

総領事館に届け出る方は、電話やメールで事前予約した日時に窓口で提出します。

日本に直接郵送する方は、カナダポストやUPSの窓口に書類を持っていきましょう。

その際、書類の追跡機能があると安心ですよ。

新しい戸籍を請求する

届け出をした後、日本の役場が書類を処理して、新しい戸籍の情報が登録されるまで約1週間かかります。

新しい戸籍情報の登録が完了しても、そのお知らせをもらうことができないので、日本にいる家族に役場に直接出向いてもらう必要があります。

そこで戸籍がもうできているようなら戸籍謄本の請求をしてもらいましょう。

その後、家族にカナダまで戸籍謄本を郵送してもらうことで、自分の手元に戸籍謄本が届きます。

戸籍謄(抄)本は,総領事館を通じて取得することはできませんので,本籍地の市区町村役場に直接ご請求いただく必要があります。日本に直系親族がいらっしゃる方は,その方を通じて申請することも可能ですし,代理人を通じて請求される場合は,代理人に委任状を託すことで申請することも可能です。先ずは本籍地の市区町村役場にお問合せください。

市区町村役場によっては,郵便による請求も可能です。本籍地の市区町村役場にお問合せください。その際,戸籍謄(抄)本の請求書や手数料及び郵送料の支払方法等について確認されることをお勧めします。

在モントリオール日本国総領事館HP

必要だった書類一覧

私が実際に婚姻の報告的手続きで提出した書類は以下の通りです。

提出した書類一覧

①婚姻届 1通
②結婚証明書 原本 1通
③外国人配偶者の出生証明書 原本もしくは写し 1通
④外国人配偶者のパスポート 写し 1通
⑤結婚証明書の翻訳 1通
⑥外国人配偶者の出生証明書の翻訳 1通
⑦外国人配偶者のパスポートの翻訳 1通

婚姻届 1通

私はモントリオールの総領事館で婚姻届を入手しました。

基本的には、総領事館のHPの記入例を参考に作成しました。

「届出日」や「同居を始めた月」など記入しているときに、わからなかったところは直接本籍地の役場に問い合わせました。

また、「届出人の署名」についても、国際結婚の場合は、外国人配偶者(私の場合は夫)の署名は不要でした。

結婚証明書(Marriage Certificate) 原本 1通

これを取得するのに1番時間がかかりました。

私たち夫婦は2022年5月15日に、イスラム教式で婚姻を成立させたのですが、結婚証明書を取得できたのは7月中旬でした。

1ヶ月程度で取得できるものと思っていたので、ビザの申請の期限が一気に迫ってきてしまい、大焦りでした…。

hachi
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夫にケベック政府の担当機関に何度も催促の電話をかけてもらいましたが、冷たい言葉であしらわれることもあり、この時期は精神的にも時間的にも余裕がなくなってしまいました。

配偶者の出生証明書 原本orコピー 1通

こちらは外国人配偶者が用意する書類です。

有効期限等がない書類ですので、早くから取得してもらっておきましょう。

配偶者のパスポート コピー 1通

私たちはコピーの余白に「原本と相違ありません。日付。夫の署名。」を書くよう求められました。

こちらも提出先に確認してみてください。

結婚証明書の翻訳 1通

配偶者の出生証明書の翻訳 1通

配偶者のパスポートの翻訳 1通

「翻訳なんて大変!プロの方にお願いするの…?」

とお思いの方はご安心ください。

総領事館のHPに翻訳のテンプレートが書かれたそれぞれのフォーマットが用意されていますので、そちらをコピーして使えます。

自分で翻訳してOKです。

書類を記入する際の注意点

わからないことは何度でも問い合わせる

もうとにかくわからないことは担当者に聞くのが一番です!!

悩んで悩んで書いたものが間違っていたら何も意味がなくなってしまいます。

正しい記入方法を知ることが、手続きをスムーズに終わらせる一番の近道です。

郵送する前に担当者に確認してもらう

カナダから日本にカナダポストを利用して郵便を送ると、約2週間かかります。

UPSなどの運送会社を利用しても1週間ほどかかります。

書類にミスがあり、追加書類を送ったり、書類が返送されたりすると、手続きにかかる時間が1ヶ月単位で伸びてしまいます。

オンラインでの提出ができないものは、Eメール等にスキャンデータを添付して、事前に担当者さんに確認してもらえるといいですね。

hachi
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私も事前にメールで担当者の方に添削していただけるか確認しました。

心優しい方で、とても親切に対応していただけました。

ていねいに、はっきり見える字で書く

せっかく書いた書類も、字が読んでもらえないと意味がありません…。

対面で即時対応できない手続きだからこそ、誰にでも読める字で、ていねいにはっきり書きましょう。

報告的手続きとはいえ、婚姻届。

私もていねいに気持ちを込めて書きました!

hachi
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担当者の方にも「読みやすくて助かりました!」と言われて嬉しかったです♪

まとめ

今回は、外国人のパートナーと外国の形式で婚姻した後の、日本への報告的手続きについて、手続きの順番や、注意するポイントについてご紹介しました。

国際結婚の手続きは本当にケース・バイ・ケースです。

自分と全く同じ状況の人はなかなか見つかりませんよね。

永住権申請などの手続きをしている私が思うポイントは次の3つです!

国際結婚の手続きをするときのポイント★

①公的機関の情報を頻繁にチェックして最新情報を集める
②わからないことはとにかく問い合わせる
③パートナーとも協力する

手続き中は先が見えず、大変でイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、

二人のための手続きなのにそれで喧嘩してしまうのは悲しいです。

パートナーとも協力して、二人の未来のために頑張りしょうね!

それでは Have a wonderful day!


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